最強の働き方 新人からベテランまですべての段階で差をつける…ムーギー・キム 著

私自身も出来ていないことが多々あるのですが、なるほどと思えることも多々あったので、戒めと皆さまに紹介したいと思いまとめました。

第1章 一流への道は一流の基本から

1.メールが来たら福原愛のように「サーッ!」と叫んで瞬時に返信する
2.長々としたメールは、ライザップに送り付ける。
メールが長すぎないか?
簡潔なメールが、無駄のない効率的なコミュニケーション能力の象徴である。
3.衆議院本会議の速記者が震え上がるくらい「漏れのないメモ」をとる。
4.メモは、「ビラミッド構造に」取る。
メモひとつの構造に「論理的思考能力」があらわれる。
5.議論が始まれば、白馬の貴公子ならぬ「白板の貴公子」となり、議論を可視化して参加者の頭脳をつなぎ、知見を集約していくことが、知的リーダーシップの基本である。
6.資料は、スティーブ・ジョブズもビックリするほど「シンプル」に。
7.資料の細部に、神も仏もガネーシャも宿す。
小さなミスに大きな羞恥心を感じる責任感が、あらゆる仕事の完成度を高める。
8.「マッキンゼー本」の信奉者にならない。
9.オバマ大統領を見習って、いい声で話そう。
10.一方的に退屈な話をしない。
11.フレームワーク、MECE、ロジックツリーに鉄拳制裁を。
プレゼンのフォーマットより、感情を揺さぶる熱い魂が大切だ。
12.「同じ話」の人間国宝を目指そう。
13.机の上とカバンの中をきれいに整理する。
14.自分にしかわからない「二流の整理」をしない。
15.最後は「いい人」が勝つ。

第2章 一流の自己管理

16.早起きは、鶏に負けてはいけない。
17.眠っているときだけでも、ビル・ゲイツに勝て
18.待ち合わせ時間とデッドラインを死守せよ!
19.プロフェッショナルの仕事は「タイムアロケーション」が極めて重要
20.服装はTPOをわきまえる――エリートも馬子も衣装次第
21.フォーマルなパーティーでは、徹底的にドレスアップ
22.買い物は他人の評価に惑わされず、「下町のウォーレン・バフェット」を目指せ
23.納得できないお金は、1円たりとも浪費しない
24.2ヶ月20キロ減量は当たり前
25.運動好きで、歩くのも座るのも真剣勝負
26.「心のストレス引当金」を積んでおく
27.ストレスは翌週に持ち越さない
28.遊び心のある人でなければ、つまらない
29.常に成長し、自分の進化版2.0を目指そう!
30.他人の土俵でも、ある程度、相撲をとれるようにしよう
31.「啓発ビンボー神」になってはいけない

第3章 一流の心構え(マインドセット)

32.上から降ってくる仕事は当然、つまらない
33.面白い仕事に自発的に取り組む
34.リアクティブでなく、プロアクティブに動く。
状況に反応するのではなく、状況をつくり出せているか?
将来起こりうる事象を想定し、長い時間軸で考えられる人は強い。
35.石橋を叩いて渡らず、叩き割る二流にならない。
36.お土産選びひとつにも徹底的にこだわる
37.哲学・美学のある仕事をする――哲学的な寿司屋さんに学ぶこと
「一流の仕事をしている」とうい哲学的ストーリーに、異次元の値段がつくのだ。
38.自分の仕事を「より安く、より速くできるライバルの存在」を忘れない
39.チャンスはいくらでもあると、油断しない
40.給料とポジション以上の仕事をする
41.日々の仕事で「エキストラ・ワンマイル」を行く
42.会社にレガシーを残す
あなたが会社を去ったあとに残るもので、あなたの真の貢献が決まる!
43.燃える闘魂で、周囲の反対や自分の失敗に打ち勝つ
周囲の反対や失敗を恐れず、挑戦できているか?
自分を信じ、失敗から立ち直る強さが勝敗を分ける。

第4章 一流のリーダーシップ

44.タクシーで偉そうにしない
45.謙虚に頭を垂れるから、稲穂が実る
46.信頼を失うリスクに、ナーバスになる
47.賢い嘘つきより、バカ正直が出世する
48.仕事相手の長期的利益を尊重する
49.部下に敬意を表する
50.冠婚葬祭での対応で、人間関係が大きく変わる
51.部下の市場価値を上げる
52.カネを払ってでも、部下に面白い仕事をさせる
53.日陰の仕事もきちんと評価する
54.「ザルの上司」にならない
55.成長させてくれた上司への忠誠心は強い
56.上司の背中を見て、部下は育つ
57.先陣を切って出陣しない大将には、誰もついていかない
58.部下に仕事の丸投げばかりしない 第5章 一流の自己実現
59.好きな仕事は全部する
60.「エリート・トラップ」に注意せよ
61.天職からは、引退無用
62.勝てる分野で勝負する
63.「ハマる仕事」で人生が変わる――無気力ニートが確定申告するまで
64.「自分が働く理由」に納得する  存在意義をかけて働く人には勝てない。
65.自分の原体験を忘れない
「自己認識の強さ」が、自分にとっての成功につながる。
66.志だけでは食べていけない――解雇されたプロ野球選手に学ぶこと
天職でなくても、尊い仕事はたくさん存在する。
67.「高い目線と志」に人・カネ・社会がついてくる
68.目標設定の段階で負けない――猫も杓子も、ビジョナリーカンパニー
69.自分より優秀な人を集め、仕事を任せる
70.共に働く人をうまく動機づけ、得させる
71.仕事以外の人生を大切にする
72.「金の手錠」をはずす
73.人生、悩みつづけて当たり前
74.いますぐ挑戦する
75.年齢を理由に諦めない
76.自分を自由にする
77.世界中の一流をつなぐ

最強の働き方 新人からベテランまですべての段階で差をつける…ムーギー・キム 著著者のムギー・キム氏は、慶應義塾大学卒業後、外資系の金融機関を皮切りにファイナンスの分野で様々な経験をされ、INSEADでMBAを取得された。
フランス、シンガポール及び上海での生活を書き綴った「東洋経済オンライン」で連載「グローバルエリートは見た!」は年間3000万PVを集める人気コラムとなった(現在は休刊)。
そんな氏だからこそ見れた超一流の方々の仕事、プライベートな部分を面白おかしく読者の興味を飽きさせずに書かれたのが本書です。
自分への啓蒙本として読むもよし、部下への指導書として一緒に共有するもよし、ページ数の割に読みやすい構成となっております。
1度と言わず、自分を見つめ直しために定期的に読み直したい本です。

お勧め度:★★★★☆ 星4つ
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(桐元 久佳)