不変のマーケティング…神田昌典 著

知識と実践は別物。自戒の意味も込めて、改めてポイントをまとめていき、少しでもお客様のビジネスが上向くことを祈念して、今回の本を選びました。

第1章 感情マーケティングの基本概念を紹介!

お客は特定商品が欲しいから買い物に行ったわけではなく、【何か買わなければ】損をするから、セールに殺到した。人間は「新たなメリットを得る」ために行動するよりも、「現在あるデメリットを回避する」ために行動する動機のほうが強い。
お客はどうしてここに集まっているのか? 何を探しているのか?
お客が嫌っていることは何か?
どうして嫌っているのか?
お客は、何に悩んでいるのか?
どうして悩んでいるのか?
お客が恐れていることは何か?
どうして恐れているのか?

第2章 神田のマーケティング必殺技

「保証」をつけるリストラ保証ナショナル産業の事例
住宅を購入したあと、リストラにあって失業したら、最大10万円が10回もらえる保証。
保証を付けることによって、保証コストよりも大きな利益が上がるから。
つまり100万円の値引きをして成約するよりは、100万円の保証をつけて定価で販売したほうが、確実に利益が取れる。
例えば、この保証によって、お客が10人増えた場合、そのうち、失業者が1人だったら、一人当たりの保証費用は、100万円ですむ。
簡単で、しかも100%確実に効果が出る方法。
それは、「お客様の声」を集めること。
お客様の声をDMに入れると、成約率が上がる。
お客様の声を事務所の壁に貼ると、来社した取引先から信用が得られる。
お客様の喜びの声が聞こえ始めると、社員は働くのが楽しくなる。
お客様の声を集めると、ニュースレターを発行しやすくなる。
100人分のお客様の声を集めると、立派な小冊子ができる。

第3章 売上アップの「突破口」を探る!

究極の質問
「今、100万しか資金がなく、その100万全部を、この広告に突っ込むと思ったら、いったいどんな広告を出さなければならないのか?」
そうやって極限に自分を持って行って、アイディアを出していくことが重要だ。
お客様をファンにして、口コミを起こす方法
キャラクタービジネスに学ぶ:3要素
物語を伝える媒体を発行する。
物語と商品を連動させる。商品は、「勝負」と「収集」を原則にする。
勝負イベントを開催する。
第4章 私が犯した罪と罰
殿様セールスとは、お客に横柄に接すること?
お客に対して中立に、平等に振る舞うことが本質だ。
顧客に対してお願いをしているかぎり、「安売り商法」になってしまい、高収益の企業になりえない。
お客に対して「会社はお客の奴隷である」という位置付けを脱して、平等な友達としての位置付けを回復することが殿様セールスである。

不変のマーケティング…神田昌典 著紹介した以上のことが、本書には事例が紹介されております。
自社のマーケティングをより強くするヒントがきっと見つかると思いますので、お勧め致します。

お勧め度:★★★★★ 星5つ
この書籍をAmazonで見る
(桐元 久佳)